「白日」を歌ってみました

「白日」を歌ってみました

令和元年の事件は「嫌疑不十分」で「不起訴(法律的無実)」です。以前のブログの通り、私はストーカーではありません。無実です。

ようやく活動再開することが出来ましたが、この3年は、本当に地獄の様な日々でした。ネットの誹謗中傷では、逮捕直後に「容疑者=犯罪者」にされ、不起訴後も、耐えがたいほどの屈辱と無念を味わいました。音楽を聴く事すら出来なくなり、ドラマのBGMと主題歌が耐え難いのでテレビも見れず、音楽も何もかも嫌になって、楽器も機材も殆ど売って、部屋から音楽を消し去りました。人生も消してしまいたかった。

人って、心がズタズタに壊れると、声が出なくなるようです。周囲が心配してくれて、「歌を歌いに行けば」と勧めてくれたので、恐る恐るカラオケへ行ってみたら、悲しいほど、全然歌えませんでした。3オクターブ歌唱法どころか、「自分はもう歌えない」と、カラオケの小さな個室で一人で呆然としました。

それで、事件後2年半近く「歌う気力」を失っていたのですが、去年の11月頃、YouTubeで、偶然、島津亜矢さんが「KingGnu」さんの「白日」をカバーで歌ったのを見つけました。ふと聞いたらとても良い曲だったので、恐る恐るオリジナルを聞いてみたところ、作品として、非常に実験的で興味深い曲だったので、この曲を「歌ってみたい」と思いました。

以前、私がYouTubeにアップしていた曲に、デビット・ボウイの「Space Oddity」という、ボーカル1人で、1オクターブ上と下でコーラスをする「非常に実験的な曲」がありました。同じ音質の声でコーラスするため通常のコーラスにはない不思議な一体感が出ます。

以下、私の声で再現したものです。

デビット・ボウイ スペース・オディティ (今井貴水 カバー)

 

「白日」は主ボーカル2名(3名?)で、高音域と低音域でメロディを分けた構成で、サビは基本的にユニゾンでしょうか。歌の音域もそのまま歌うと2オクターブと4度位のようで、3オクターブ歌唱法実践者の私には、「じゃ、これ歌える?」みたいな挑戦状的な楽曲に感じ、俄然、遣る気が出ました。軽く試したら、キーをどうするかも含め、簡単には歌えなかったので、逆に、歌い手として心に火が付きました。

これまで、日本のポップスで、ここまで「実験的な楽曲」は無かったのではないでしょうか?「Space Oddity」は、かなり昔の曲ですし、ある意味シンプルです。一方、「白日」は、メロディの面白さに加え、このリズム感は堪らない面白さがあります。

日本人は、色んな文化に晒されて育ちます。私が小学校2年生で最初に聞いた曲はバーブラ・ストライサンドの「追憶」で、それ以降も「洋楽のスタンダード」から、ビートルズ、ジャズ、レゲエ、ロック、ハードロック、環境音楽やブライアン・イーノとかも聴いてました。当時は、友人はジャンルを固定する人が多かったですが、私はジャンル関係なく聴いてました。

「白日」は、アレンジは何方か解りませんし、この楽曲のベースはどのジャンルかも私は詳しくないですが、色々な要素が混ざった感があって、素晴らしいですね。自分的には「レゲエ」を感じます。「ジャパネスク・レゲエ」という感じ。土台に「レゲエ」で「ロック」と「ヒップホップ」が乗ってる感じでしょうか? 私の「感じ」は間違っているかもですが、歌っていて、楽曲のリズムにウンチャラ感を感じるので、ここがまず好きですね。ウンチャラしつつ、限りなく、切なく、絶望を踏んでいる様な歌詞をどう表現するかが、またまたチャレンジングです。

私は、通常は、男性の歌でも「原曲キー」主義ですが、これは流石に原曲キーだと下が「汚い」ので、カラオケの半音で3度上げてみました。最高音がラですね。この無茶振り感が、堪りません。

King Gnuさん 白日 (今井貴水カバー)

 

録音は「カラオケ館」で「DAM音源」でボイスレコーダーで撮りました。冒頭も、雑音酷いですが、私と普通にカラオケに行くとこんな感じかと思います。自宅では心置きなく声が出せなし、以前良く行っていたスタジオは、多分オーナーさんにも「誤解」されているでしょうし、「白い目」で見られるかもと思うと足が遠のきます。録音は良くないかもですが、歌声のデモは出来るかなと思います。

どうやらDAMのカラオケ音源はYouTubeとかの使用は禁止で、ここでの使用も多分禁止かも知れません。世間の誤解を解くのが先ですが、近い将来、きちんと録音出来ればと思います。

どうもありがとう

私は、この「白日」という曲のお陰で、再び歌えるようになりました。だから、音楽サイト再開の最初に、この歌を歌って、この楽曲を作ってくれた皆様に、心からの感謝をお伝えしたいと思います。

「3オクターブの歌声を作って、2オクターブの楽曲を歌う」のが、私の歌唱法の目的です。

「白日」を生み出した方に、当時ホームページで語っていた私の熱意が届いたかは解りません。でも、この楽曲を聴いて、私が、日本の音楽として、長年思い描いていた方向へ、ようやく「転換の兆し」が見えた気がしました。

私は、楽曲制作しますが、楽器は弾けませんし、譜面も良く読めません。それでも、必死に自分の歌う歌を作って来ました。誰かが、私という歌手に、こういう曲を作ってくれる日をいつもいつも夢見て祈ってです。だから「白日」を聴いて本当に嬉しかったです。皆様のお陰で「歌う」ことを思い出せたと思います。

どうも有難うございます。

今井貴水

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

を過ごして来ましたが、

 

 

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