母親の病状

母親の病状

色々と迷いましたが、今回、HPで、母の写真をアップすることにしました。顔に付けているのは、簡易式の人工呼吸器です。10数年前から酸素ボンベ生活でしたが、心肺機能が低下し、酸素を吸っても、二酸化炭素の排出が十分出来ないので、肉体的に「酸欠状態」になります。酸素を作る機械と連結し、酸素を送りつつ、人工呼吸で吸い上げて、二酸化炭素を強制排気します。一日の半分は、この状態です。

私は、幼少期から「病人」を抱えており、父も早くに他界しています。歌も音楽も大学に入ってからしたし、学生時代は勉強の毎日で、音楽関係の仲間がいた訳ではありません。その後、歌唱法研究を初めてから、久しく音楽活動には協力者や支援者を求めていましたが、他の方々と根本的に発想が違うところがあるようで常に一人でした。母は、私の歌を聴いても、まず褒めることはありませんでしたが、1度カラオケで歌ったのをレコーダーに録って聞かせたら、少し涙ぐんだ感じでした。内心は応援してくれていたかも知れません。なので、ずっと、いつか母親が逝く前に、私がテレビで歌っているのを見せて喜ばせたいと思っていました。余りにも陰湿で「深刻過ぎる活動妨害」を受け、この5~6年、貴重な時間を随分無駄にしてしまいました。

本の出版まで行きましたが、きっと私の願いは叶わないままになると思います。高校で父が他界後、病身に鞭打って、家族を支えてくれました。2017年~2019年に起きたことは、私にとっては、本当に「苦渋の選択」だったとはいえ、最後まで、本当に苦労ばかり掛けてしまったと思います。

私の歌唱法は、私の母親の大きな犠牲があってこそで、本の出版についても、こんな状態になりながらも、母が精神的にも物理的にも支えてくれました。

 

 

 

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