兄とケンカ

兄とケンカ

母の介護で朝6時半に実家へ行き、諸々身支度と朝食を食べさせ、自分の家に戻って汚れた寝間着など洗濯して干して、その間に音楽製作をやり、昼にまた実家へ行き、下の世話と昼食を食べさせ、歯磨きして寝かせて人工呼吸器を付けて容態が安定するまで看ていると、あっという間に午後3時になる。

心臓疾患のため大量の利尿剤を飲んでいる上、人工呼吸器は加湿蒸気が相当に熱いので、呼吸疾患で長時間利用する患者には非常に辛い仕様になっている。折々、水を飲んだり、氷を口に入れたり、飴を舐めたりしているが、直ぐに舌ゴケが生えるほど、口がカラカラになる。

月、水、金と介護系の看護師に着替えや身体拭きも含め来て頂いているが、施術後は疲れるせいか、夕方以降は、不思議と、病状が急変することも多い。今日は、金曜で、午後4時頃に看護師が来たので、一旦家に戻り、終わる頃を見計らって実家に戻った。

母は弁膜症だが、私も少し心臓では血液が逆流しているので、身体は決して強い方では無い。自分でも本当に悲しくなるくらい情けないものの、朝6時半から、オムツ交換やらパジャマを整えるのやら、幸い、私の母は既に38Kg程度で軽いので、私でも引っ張り上げることは出来るけれど、一日に何回もやると流石に疲れる。

今日は、看護師が帰った後、母のベッドの側に椅子を並べて、ちょっと横になって休んでいた。すると、10分もしないうちに、私の兄が来て、「何やってんだ。さっさと帰って寝ろ」と命令して来た。一通り終わって、母も休んでいたので、ちょっと15-20分休めればと思っただけだった。これが1時間も寝ているなら解るが、ちょっと10分程度横になっていただけで、「何やってんだ」と責められた。

私の兄は普段からそういう態度の人間で、私とは人間的にかなり異なるので仕方ないが、私も大分疲れていたせいか、少し切れ気味に反論した。当然、ケンカになった。疲れて寝ている相手に、「何やっているんだ」という言い方自体が、ケンカを売っている事に気が付いていないので、反省も無いし、謝罪の言葉も出ない。

虚偽告訴犯罪者の音楽家もそうだが、世の中、「言われなければ物事が理解出来ない人間」というのが居て、そういう人間に限って、人の話を全く聞かない。例の音楽家などは、本当に知能が低いのか、自分が「ストーカー行為」や「虚偽告訴の脅迫」をしていた自覚さえ無かった。私は、かなり客観的に状況を推理し、反論しただけだが、自分が「犯罪行為をしている」自覚が無いので、世間にバレた後も、反省も無いし、謝罪もしない。ある意味、私の兄は、虚偽告訴犯罪者の音楽家に、よく似ていると思う。それでも、私の兄は、後で、「悪かった」と言えるだけ、人間として余程上だと思う。反省と謝罪の心の無い人間だから、悪質な犯罪を重犯しながら、何事も無かったように笑える。

今回、母の容態が急変した理由は、母や夜間や明け方に自分で酸素のチューブを外していたから。人工呼吸器を勝手に外してしまう事もあった。その度に、酸素のサチュレーションが80を切り、脈が35以下に落ちてを、連日、何度か繰り返すことになった。一応、「外れていた」、要は、「偶然」ということにしている。だが、母は、普段から、定期訪問の医師に「死ぬ方法は無いでしょうか」とか「もう終わりにして欲しい」とか言っているし、私にも同じことを度々口にしている。

私も、母が人工呼吸器を付けて24時間酸素で、何とか命を繋いでいるのを毎日見ていて、余りに辛そうなので、「生きることが苦行の日々」になっていると思う。それでも、「死にたい」とか「迷惑掛けてごめんなさい」とか「弱音」を口にする度に、人には夫々役割があって、「病で苦しむ」のは「自分の修行」だし、「誰かに迷惑を掛ける」のは、「その人に修業する機会を与えている」のと同じだと話してる。そして、私には、人の病を治す力が少しあるので、「私が引き留め続けてしまい、苦しい日々が続いてしまい、本当に申し訳ない」と謝っている。

私は神様を何度か神社で見ている。幽霊も見るし、予知夢も見る。他の人にとっては有得ない不思議な事も良く起きる。多分、「不思議な人」かも知れない。幼少期に母が病に倒れ、高校で父が他界し、その後も、折々、人の運命や人に死について考える機会が多かったと思う。

そうして色々な人々を観察していて思うのは、やはり、人には何か夫々に運命や役割があり、それを通じて、何らかの「修行」をするのが人生の意味に思う。だから、人生、上手く行っても、行かなくても、夫々に、学びであり、修行でしかない。だから、幸せであっても、そうでなくても、夫々に意味があり、人生としては最後にどちらを道がより多くの学びや達成になるかは一概には言えない。

だから、母に言っている様に、「母を世話することで精神修業をさせて貰っている」と思っている。なのに、今日は、兄の余りに無神経な態度と対応に、珍しく、声を荒げて反論してしまった。私の様な人間は、ケンカになるなら、出来る限り、自分を殺してでも黙っていようとする。我慢して我慢して生きてしまう。

そのせいか、虚偽告訴犯罪者の音楽家のように、「自分さえ良ければ」みたいな発想の人間の「餌食」にされ易い傾向があるのは否定出来ない。この馬鹿男には、本当に、汐留の私の職場前で誕生日ライブをやってまで脅迫し、諸々理由はあれ、ボトムライン、汐留から去って欲しかった。私は弁護士を通じて、汐留ライブはストーカーや虚偽告訴脅迫だと思っていた旨も伝えた。ところが、それでも、汐留ライブを止めなかった。

私が職場復帰出来れば、以前も役員待遇だったので、社宅として会社契約で母と住む場所を確保も出来た。仮に他社へ再就職の場合も、職場近隣での出没は2回目で汐留では手口がエスカレートしていた。どの位、脅威に感じていたかなど、あの馬鹿男には想像も出来なかったようで、結局、馬鹿なので、自分で、自分がストーカーを遣っていた事を世間に自分で証明した。図々しいので、細々でも音楽活動するのだろうが、虚偽告訴犯罪者には大手のスポンサーは絶対に付かない。

私が我慢せず、早めに、会社の上司に「脅迫を受けている」事を相談し、会社の弁護士に警告を出して貰えば良かったと思う。もう終わった事だし、まさか職場前に出没するとは思わなかったので、会社には就職時に通知しなかった。警察に虚偽告訴する位の連中だから、いつ嫌がらせメールが送られるかと、内心気が気では無かった。相手の立場を考え、我慢に我慢を続けた結果、結局は、最悪の事態になったと思う。

母親には、本当に申し訳ない事をしてしまった。友人にもストーカー被害については口を閉ざしていたし、まさか、あそこまで卑劣な連中だとは思わなかった。

母の寝ている前で、兄と言い争ってしまった。これから夜の「交換」に実家へ行き、夕食を食べさせて貰ったか確認しなくては。「男だから」という理由で、そうした細かい面倒は全く見ない。確かに、息子に、洗浄とかされるのは母も苦痛かも知れないし、息子が生前の思い出として記憶しない方が良いかも知れない。

虚偽告訴犯罪者が、人の話をきちんと理解し、とっとと去ってくれれば、上司から「戻って来たくなったら相談しろ」と言われていたし、復職出来たと思う。それで、復職できていれば、私が同居出来たし、今の様な経済的に貧窮した状態にもならなかったと思う。

私は神様がいるのは知っている。だけど、神様の導きが、常に絵にかいたような幸せ図であるとは限らないのも知っている。信用してないし、何も願わない。一方で、警察の奴らも含め、「悪しき行いの者ども」には、十分過ぎる「修業」をさせてくれるだろうとは思っている。いつか、許せることがあるだろうか。

 

イライラして、珍しく、強い口調で言い返したが、我慢すれば良かったかも。でも、人間、我慢にも限界があるから。

後で、母に、酸素マスクを自分で外さないように(自殺しないように)、言わなくては。

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